逆立ち旅ブロガーの私はGoProユーザーで、海外旅行を楽しむ上でカメラは必需品だと思います。
スマホのカメラ性能も上がり、「スマホだけで充分!」だと言う人もいると思いますが、アクションカメラにはアクションカメラの良さもあります。
今回、購入したのは3軸ジンバルカメラのFIMI PALM。
OSMO Pocketより安いFIMI PALMが気になります。
- 画角が広い方が良い
- ジンバルカメラは欲しいけど価格を抑えたい
- 出来る限り手ブレを抑えたい
- 画質はそこそこ、機能性を求める
- FIMI PALMを使用した実際のレビュー
- OSMO PocketとFIMI PALMを比較レビュー
- FIMI PALMの画質や音質についてレビュー
アクションカメラ、ジンバルカメラについてはアクションカメラおすすめ人気ランキング15選で解説しています。
新しく発売されたFIMI PALM 2については、【検証】FIMI PALM 2が発売!買うべきかどうか機能比較!で詳しく解説しています。
FIMI PALMの性能レビュー【OSMO Pocketと比較】
まず初めに、FIMI PALMとOSMO Pocketの性能を比較しておきます。
セールなら、OSMO Pocketの半額ほどで買えるFIMI PALMが、どれだけの機能を備えているか参考にしてください。
FIMI PALM | OSMO Pocket | |
画質 | 12MP/4K | 12MP/4K |
画角 | 128° | 80° |
フレームレート | 4K/30fps | 4K/60fps |
手振れ補正 | ジンバル | ジンバル |
Wifi | ○ | × |
ディスプレイ | ○ | ○ |
防水性 | ハウジング装着11m | ハウジング装着60m |
バッテリー容量 | 1000mAh | 875mAh |
サイズ | 30.5 x 22.7 x 127.0 | 30.6×12.1×22.8 |
重さ | 120g | 116g |
ジョイスティック | ○ | × |
ジンバルモード | 4種類 | 3種類 |
価格(Amazon最安値) | 28,000円 | 36,960円 |
OSOMO Pocketより優れている部分も多々あり、FIMI PALMを検討する人の多くは、広角でバッテリー容量が大きく、価格が魅力的だからではないでしょうか。
結論としては、機能を活かすも殺すも使い手側によります!
FIMI PALMの開封と外観レビュー
受取をしてから、帰宅後にさっそく開封してみました。
外箱は少しだけ、凹みがありましたが梱包自体はしっかりとしていました。
- 本体
- レンズ保護ケース
- USB-Cケーブル
- クイックスタートガイド
本体の外観レビュー
OSOMO Pocketは1.08インチなので、FIMI PALMの方が若干大きいです。
FIMI PALMの大きな特徴としては、ジョイスティックでジンバルの操作やズーム、露光の調整ができます。
OSOMO Pocketはジンバル操作がタッチスクリーンです。
SDカードの下にはストラップホールもあります。
■対応規格
・UHS-3定格以上
・64~256GB
SDカードの選び方はこちらの記事をどうぞ
≫アクションカメラで選ばれるmicroSDカード5選
また、ネジ穴を利用したストラップも販売されています。
FIMI PALMとOSOMO Pocketの細かい機能比較レビュー
FIMI PALM | OSOMO Pocket | |
タッチスクリーン ↑ | ファイル再生/削除 | ジンバルモード切替 |
タッチスクリーン ↓ | 設定/ジンバルモード切替 | 設定 |
タッチスクリーン → | 撮影モード切替 | ファイル |
タッチスクリーン ← | 撮影モード切替 | 撮影モード切替 |
録画ボタン | 長押:電源オン/オフ 短押:録画・撮影 二回押:ジンバルを中心に戻す 三回押し:セルフィー切替 | 録画・撮影 |
Functionボタン | なし | 長押:電源オン/オフ 短押:動画/写真切替 二回押:ジンバルを中心に戻す 三回押し:セルフィー切替 |
ジョイスティック | ジンバル:上下左右移動 長押し後 EV(明るさ):↔ (-3.0~+3.0) ズーム:↑(最大3倍) | なし |
ジンバルモード | FPV ピッチロック ジンバルロック フォロー | FPV ジンバルロック フォロー |
撮影モード | 写真 動画 スローモーション タイムラプス パノラマ | 写真 動画 スローモーション タイムラプス パノラマ |
動画解像度/fps(フレームレート) | 4K/30fps 2.7K/30,60fps 1080p/30,60fps | 4K/24-60fps 2K/24-60fps 1080p/24-60fps |
PC接続 | USB-Cケーブル | USB-Cケーブル |
スマホ接続(専用アプリ) | Wifi | USB-Cケーブル Wifiは別売りアタッチメント必要 |
- 機能はFIMI PALM ≫ Wifi、ジョイスティック、ジンバルモード4種類
- 画質はOSOMO Pocket ≫ 4K/60fpsでフレームレートを細かく設定できる
OSOMO Pocketはタッチスクリーンでジンバルの方向を調整しないといけないので微調整が難しいですね!
開封後はファームウェアアップデートとSDカードの初期化
開封後はファームウェアのアップデートとSDカードの初期化が必要になります。
その手順を解説していきます。
初回起動後はアップデート
開封後、起動するとファームウェアのアップデートになります。
アップデート方法は2通りありますが、今回はアプリを使ったアップデート方法を紹介します。
ファームウェアアップデート方法
【バグあり?!】FIMI PALM アップデート方法を徹底解説【4ステップで完了】
SDカードの初期化
SDカードは、64-256GBでUHS-3定格以上のFAT32フォーマットのSDカードが対応しています。
動画を撮る場合、64GBだと少し少ないかもしれません。
転送速度を考えると、UHS-3以上の規格は最低限確保しておきたいスペックです。
アクションカメラや4K撮影に使うSDカードの選び方について知りたい人はこちらの記事をどうぞ
今回私が購入したのはSanDisk Extreme PRO 128GB
SDカードフォーマット手順
FIMI PALMの使用感レビュー
FIMI PALMの機能と実際に使用したレビューです。
自分好みの設定、シーンに合わせた設定をしましょう。
動画で設定できる機能レビュー
- 画質
- Pic-Qua(画質のクオリティ)
- Color(色味)
- MIC(マイク)
- フェイストラッキング
画質
画質は4K/30fpsなので、OSOMO Pocketに劣りますが、2K/60fps、1080p/60fpsに対応しているので、Vlogや普段使いには十分です。
4K | 30fps/24fps |
2.7K | 60fps/48fps/30fps/24fps |
1080p | 60fps/48fps/30fps/30fpsL/24fps |
Pic-Qua(画質のクオリティ)
Pic-QuaではFineとSuper Fineがあります。
Super Fineは低圧縮で高画質の写真を保存するので、大きな写真を印刷したい場合はSuper Fineでの保存がおすすめです。
Fineは普通の画質で保存されます。
印刷したり、拡大することがなければFineでも良いかもしれません。
Color(色味)
ColorはNaturalとF-logがあります。
- Natural…コントラストや彩度が調整されている
- F-log…コントラストが低く、撮影後の編集をする場合はF-logがおすすめ
Mic(マイク)
Micでは、マイクの感度をLowとHighで調整することができます。
外部マイクを接続するとTOP画面にマイクのアイコンが表示されるようになりました。
フェイストラッキング
フェイストラッキングは人の顔を認識してジンバルが追従してくれます。
意外と、スムーズに追従してくれます。
自撮りモード(電源を3回クリック)にすると、自動でフェイストラッキングが有効になります。
画面を2回タップすると解除され、再度2回タップすると有効になります。
写真で設定できる機能レビュー
- カラー
- HDR
- Long-Exp(シャッタースピード)
- Ratio(写真の縦横比率)
- Timing(セルフタイマー)
- NightShot
カラー
カラーはNaturalの他に白黒とセピアを選ぶ事ができます。
HRD
明るさの違う複数写真を合成することで、逆光や暗所での撮影でも綺麗な写真を残すことができます。
拡大するとノイズがありますが、普通に見る分には大丈夫です。
Long-Exp(シャッタースピード)
夜景などを撮る時に最適です。
FIMI PALMで設定できるシャッタースピードは、30秒から1/8000秒です。
右上のカメラマークでは5/10/15秒の設定しかありませんが、トップ画面の右下にあるコントロール設定で細かく変更できます。
Ratio(写真の縦横比率)
FIMI PALMでは、4:3/16:9/1:1の三種類で設定できます。
4:3はiPhoneなどと同じで、このページに載せている写真は全て4:3なので省きます。
Timing(セルフタイマー)
セルフタイマーは3/5/10秒で設定することができます。
アプリのFIMI Playを使えば、スマホでコントロールすることも可能です。
NightShot
NightShotは夜間撮影に使用するモードです。
TOP画面のコントロールから個別にISOやシャッタースピードを変更した方が違いが出ると思います。
その他の機能レビュー
FIMI PALMでは、他にも様々な機能があります。
Slow-Mo(スローモーション)
スローモーションでは下記の設定が可能です。
- Speed…4×、8×
- Pic-Qua…Fine、Super Fine
- Color…Natural、F-log
スローモーションスピード以外の設定は通常の動画撮影と同じです。
Time-lapse(タイムラプス)
タイムラプスでは下記の設定が可能です。
- Output…1080p/30fps、4K/30fps
- Mode…Normal Delay、Track Delay
- Interval…1/2~60秒
- Duration…∞、5分~5h
ModeのNormalはジンバルを設定した固定位置、Trackは9地点を登録できジンバルが登録した動きを繰り返します。
タイムラプスで4K/30fpsが選択できるようになりました。
panorama(パノラマ)
パノラマでは下記の設定が可能です。
- 縦横比…3×3、1×4、4×1
- Color…Natural、白黒、セピア
残念ながら、魚眼レンズのような歪んだ写真になるのでスマホのパノラマ撮影を使った方が良いです。
3×3、1×4は途中でジンバルが止まり撮影できないので、アップデート後の不具合だと思います。
今後のファームウェアアップデートに期待したいところです。
音質レビュー
音は少しこもり気味なので、外部マイクが必須です。
音感もLowとHighで切り替えることができます。
私は、BOYAのBY-DM100を直接USB-Cに接続すれば使えると思い、購入しましたが認識してくれませんでした。
USB-Cに直接つないで使い得ないかFIMI PALMに問合せ中です。。。
外部マイクはアタッチメントを使うか、純正の対応品でなければ認識しないようです。
USB-C 外部マイク
アタッチメントベース
アタッチメントベースに3.5㎜ジャックの外部マイクを接続する場合は、3極のものでしか音が撮れないそうです。
見分け方は、イヤホンジャックにある黒い線2本が3極、3本が4極です、
USB-Cからイヤホンジャックへの変換ケーブルもあります。
変換ケーブルを買うより、アタッチメントを買ってイヤホンジャックもUSB-Cも対応できるようにした方が、利便性は上がります。
FIMI PALMと一緒に準備したいアクセサリー
FIMI PALMを購入する際に、一緒に準備したいアクセサリーのご紹介です。
アクセサリーだけ見たい人はこちらの記事をどうぞ≫【厳選】FIMI PALM おすすめアクセサリー【5選】
ジンバルカメラなので、コンパクトで手軽に撮影できますが、FIMI PALMを実際に使ってみて最低限あった方が良いなと思ったものをご紹介します。
SDカード
SDカードは必ず必要になります。(SDカードの選び方はこちらの記事をどうぞ≫SDカードの選び方)
4K30fps撮影をした場合、64GBで約1時間前後の撮影が可能です。
FIMI PALMのバッテリー容量は240分持つので、SDカードの容量が少し物足りません。
おすすめは私も購入した、SanDisk Extreme PRO 128GBです。
外部マイク
外部マイクは絶対にあった方が良いです。
ジョイスティックの操作音などが入ったり、音声がこもりがちで、風切り音が入ります。
専用アタッチメントもしくは変換ケーブルを購入した方が確実です。
専用アタッチメント
専用変換ケーブル
USB-C 外部マイク
保護アクセサリー
落としてレンズや液晶が割れてしまっては困ります。
保護フィルムとストラップを準備しましょう。
保護フィルム
ストラップはストラップホールと3.5㎜ネジ穴を使う2通りがあります。
FIMI PALM本体の背面は少し凸凹がありますが、滑りやすいので保護ケースがあれば傷つくのを防ぐことができます。
FIMI PALMの購入レビューまとめ
FIMI PALMの機能や実際に使ったレビューをしましたが、いかがだったでしょうか。
私はGo Pro Hero7 Blackも持っているのですが、ジンバル付きカメラは手軽に使える良さがあります。
FIMI PALMはOSOMO Pocketの半分程の価格ですが、ジョイスティックやWifiがあり、操作性はOSOMO Pocketより優位です。
NightShotで違いが出ないなど、多少は気になる部分もありますが、ファームウェアのアップグレードも頻繫に行われているので、これから徐々に改善されることを期待したいと思います。
写真と動画の撮影に関して、昼間は問題なく行えます。
夜間はAutoよりも、シーンに合わせてISO感度やEV値(明るさ)を調整していく必要があるので多少は慣れが必要です。
価格を考えると、機能性は十分で画質は価格相応といったところでしょうか。
これから色々と使ってみたいと思います。
人気記事:【検証】FIMI PALM 2が発売!買うべきかどうか機能比較!