もっと滑らかで綺麗な動画や写真を撮影したい…。
そんな時はNDフィルターがおススメです!
- DJI Mini2で透き通るような海を撮影したけど、光の反射で海中が写らず上手く撮影できなかった
- DJI Mini2で山と青空のコントラストを撮影したけど、山の緑が影で潰れて平凡な写真や映像になった
- DJI Mini2で川や海などで、水が細かく繋がったように幻想的な撮影をしたい
DJI Mini2で使うNDフィルターとは
NDフィルターとはレンズから入る光の量を減らす効果があります。
天気が良く、白飛びするときや光の反射の強いものを撮影する際に、サングラスのような役目を果たすので綺麗に撮ることができるようになります。
NDフィルターには数字がついていて、数字が大きいほど濃くなり光量を減らすことができき、シャッタースピードを下げることができます。
シャッタースピードを調整できないDJI Mini2では、このNDフィルターを使用することでシャッタースピードを下げて綺麗に撮影したり幻想的な撮影をすることが可能になります。
DJI Mini2対応のNDフィルターの種類
DJI Mini2のNDフィルターは6種類あります。
DJI Mini2にNDフィルターを使うメリット
DJI Mini2にNDフィルターを装着するメリットをご紹介いたします。
DJI Mini2などドローンを使って空撮をすると、上昇すればするほど太陽に近づきます。
日差しが強い場合、青空の一部が真っ白になったり、雲や日差しと同化して色の境目がはっきりと出なくなったりします。
そんな時に、NDフィルターを使用することで、サングラスの様な役割を果たし光を減らす効果があります。
ドローンの魅力は空撮での動画撮影ですが、滑らかな動画撮影にもNDフィルターは効果を発揮します。
動画撮影で滑らかで綺麗に撮るには、設定したフレームレート(fps)の2倍のシャッタースピードがおススメです。
DJI Mini2で言えば、2.7KとFHDは最大60fpsで撮影できるのでシャッタースピード1/120、4Kの場合は最大30fpsなので1/60です。
この写真はドローンで撮影したわけではありませんが、ドローンの写真でも海や川でこのような写真を見ますよね。
この水の流れが細かく繋がったような写真も、シャッタースピードを下げることで撮影することができます。
特に海で反射の多い場所を撮影すると、透き通った綺麗な海を表現することが難しくなります。
NDフィルターを使用することで、透き通った綺麗な海の中まで撮影することができます。
DJI Mini2でのNDフィルターの使い方
DJI Mini2でのNDフィルターの使い方を説明していきます。
装着や使い方は簡単なので安心してください!
DJI Mini2への取付方法
DJI Mini2へのNDフィルターの取付方法をご紹介します。
NDフィルターにはDJI Mini2のカメラの裏の溝に引っ掛けるツメのような物があります。
このツメと溝を利用してNDフィルターを取り付けていきます。
NDフィルターのツメがある部分をカメラの上に来るように装着します。
NDフィルターとDJI Mini2のカメラ設定
NDフィルターとDJI Mini2のカメラ設定を解説していきます。
環境で変化すると思いますので、参考程度に見て頂ければと思います。
今回はSunnylifeを参考にご紹介していきます。
NDフィルターを使う目安
NDフィルターの種類 | タイミング |
MCUV | 海や山など晴天で紫外線をカットしたいとき |
CPL | 海や川など水面の乱反射を抑えたいとき |
ND4 | 日の出や夕暮れとき |
ND8 | 曇りのとき |
ND16 | 雲がなく日差しが強いとき |
ND32 | 快晴で明るさが強い時や太陽が一番高いとき |
通常撮影 NDフィルター無し
ISO:100 SS:1/1600
設定は好みがあると思うので、NDフィルターを装着後もAutoに設定しています。
NDフィルター無し、Autoと写真を見比べて、設定の幅広さなどを理解して頂ければと思います。
MCUVフィルター
海や山で晴天時に紫外線をカットしたいときに効果的です。
ISO:100 SS:1/800
NDフィルター無しより、自然に近い色で肉眼に近い色を表現できています。
CPLフィルター
海や川などの水面での乱反射を抑える効果があるので、今回の写真はあまり参考にはなりません…。
ISO:100 SS:1/200
ND4フィルター
日の出や夕暮れ時に効果を発揮します。
ただ、被写体を何にするかで設定なども変わってくると思いますので、今回はNDフィルター無しのAutoとNDフィルターありのAutoを夕陽にフォーカスして撮影しました。
ISO:100 SS:1/4000
ISO:100 SS:1/1600
ND8フィルター
曇りのときに効果を発揮しますが、今回は太陽が雲に隠れた瞬間の写真になります。
ISO:100 SS:1/50
ND16フィルター
ND32フィルター
快晴で明るさが一番強いときや、太陽が一番高い場所にあるお昼の時間帯に使用すると効果的です。
今回のNDフィルターの中で一番濃いレンズになります。
ISO:100 SS:1/80
この写真を撮影したとくは太陽が若干雲に隠れていました。
快晴であれば、もう少しハッキリとした色合いで表現されるのかな?と思います。
マニュアル設定でISOやシャッタースピードを調整すれば問題無さそうです。
ND32フィルター 動画比較
初めの方にもご紹介していますが、NDフィルターが最も効果を発揮するのは動画撮影です。
シャッタースピードを下げることで、滑らかな撮影が可能になりますが、NDフィルターがないと光量が入り込む時間が長くなり、真っ白な映像になったりします。
DJI Mini2で4k/30fpsで撮影した場合、目安のシャッタースピードは2倍の1/60になるので比較をしてみました。
周りの景色を撮影するための設定ではないので、空の白飛びなどは気にしないでください。
今回の比較は、NDフィルターを装着することで、シャッタースピードを下げて滑らかな撮影ができるというご紹介です。
見ての通り、NDフィルターを装着するとシャッタースピードを1/60まで下げても普通に撮影できますが、同じ設定でNDフィルターを外すと真っ白になって撮影できません。
NDフィルターを装着することで、シャッタースピードを下げ水の流れやドローン特有の滑らかな映像を撮影することができます。
ただ、DJI Mini2にNDフィルターを装着する意味や効果は多少、理解して頂けたかと思います。
【プロ並み】DJI Mini2で綺麗に撮れる NDフィルターの使い方:まとめ
今回は、DJI Mini2に使えるNDフィルターをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
シーン別で撮影したかったのですが、コロナで外出を自粛しているためマンションのエントランスでの撮影になりました。
また、この時期のハノイは霞んだ天気が多く快晴には程遠いので、完全な比較にはならなかったかもしれません。
本当はフーコック島に行き綺麗な海を撮影するつもりでいたのですが…(泣)
DJI Mini2もそうですが、色々な人が載せる写真でどうやって撮影したんだろう?という写真や動画が沢山出てきますよね。
カッコいい写真や映像はNDフィルターを使用して、シャッタースピードを下げISO感度やホワイトバランスを調整しているものがほとんどです。
特にF値の変更ができないDJI Mini2を含めたドローンでは、NDフィルターがあると撮影の幅や色彩を出せるので持っておいて損はないと思います。
この記事が参考になり、NDフィルターの良さを知ってもらい、DJI Mini2やドローンに取り入れて頂ければ幸いです。
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