

サブバッテリーの残量計が見にくいから交換したいな…
キャンピングカーで快適に過ごすために、一番重要なのが電気といっても過言ではありません。
そのため、キャンピングカーにはエンジンを掛けるメインバッテリーとは別に、サブバッテリーが積まれておりエンジンを切っても電気が使えるようになっています。
これからキャンピングカーに乗りたい、サブバッテリーシステムを組みたいと考えている方で、サブバッテリーの残量を確認する方法を知りたい方もいるのではないでしょうか。
今回は、キャンピングカーにサブバッテリーの残量計を取付て快適にしていこうと思います。
Fiat Ducato Burstner(フィアット デュカト バーストナー)の残量計は?
最近のキャンピングカーであれば、デジタル化が進みオシャレな残量計が設置されています。
私が購入したキャンピングカー Fiat Ducato Burstner(フィアット デュカト バーストナー)のサブバッテリーの残量計はアナログです。

モニター系は入り口上部にまとめてあります
左
・メインバッテリー電圧
・サブバッテリー電圧
・電圧アラーム
・給排水残量
中央
・時計
・室内外気温
右
・ウォーターポンプスイッチ
・100V通電ランプ
・12V電源スイッチ
サブバッテリーの残量は電圧で見るようになっています。
サブバッテリーの電圧で残量確認方法は?
バッテリーの種類にもよりますが、バッテリーの残量確認は電圧によって行います。
バッテリー自体に残量確認ゲージがある物もありますが、サブバッテリーの残量をわざわざ本体のゲージで確認しませんよね。
- 鉛バッテリー残量の一般的な目安
満充電 | 12.8~13V以上 |
75~100% | 12.5~12.8 |
50%~75% | 12~12.5V |
25~50% | 11.5~12V |
0~25% | 11.5V以下 |

残量計確認スイッチを押すと、針が振れて何Vか示すようになっています。
その電圧で、おおよその残量を把握します。
サブバッテリーの充電と消費電力が分からない
残量計で電圧は分かりますが、充電量と消費電力が分からないのが一番のネックになります。
夏場にルーフエアコンや冷蔵庫を使ったり、仮にレンジなど電気を消費する機会が増えると、サブバッテリーの残量、充電量と消費電力を考えて使う必要があります。
そのため、今回はRenogyのバッテリーモニターを設置することにしました。


サブバッテリー 残量計取付
キャンピングカーのサブバッテリー残量計取付に準備した物は下記の通りです。
基本的には、Renogy バッテリーモニターの付属で揃っているので困ることはないと思います。


Renogy バッテリーモニターはサブバッテリーが状態を一目で分かります。
- 充電状態(%)
- 電力容量(Ah)
- バッテリー電圧(V)
- 充電電流(A)
- 消費電力(W)
- 推定残り時間
必要なものは同梱されていて、簡単に取り付けることができるので初心者の方でも安心です。


定電圧時のアラーム設定もできるので便利ですよ!


サブバッテリーのバッテリーモニター取付は、基本的にRenogyの商品に同梱されているもので足ります。
しかし、インバーターや外部充電器などを取付ていると、バッテリーモニターのシャントにケーブル端子が収まりません。
そのため、今回は配電ブロックを取り入れることにしました。


配電ブロックからバッテリーモニターのシャント、シャントからサブバッテリーへの接続のためKIV線ケーブル38SQを準備しました。
ONE GAINには、端子のついたケーブルや切り売りで追加オプションで端子を付けてくれるので便利です。
太いケーブルに端子をつけるために、わざわざ圧着工具を買うのは勿体ないので、あまり使う機会のない方はONE GAINがおすすめです。
サブバッテリーとバッテリーモニターを接続

私の購入したキャンピングカーのサブバッテリーは、鉛バッテリーで105Ah×4個が22SQ×2本ずつで並列接続されています。
インバーター、外部充電器、室内12Vのマイナスをバッテリーモニターのシャントに端子を重ねて接続するにはボルトの長さが足りないので、配電ブロックにまとめて、そこから38SQでシャントP-(放電+)に接続しました。
B-はバッテリーからのマイナス(充電-、放電-)で、38SQで接続しました。

38SQで接続した理由は、また後ほど。
作業の様子を撮れば良かったですが、狭い中で手だけ入れて作業したので配線図だけになりました。
ついでにインバーターを交換
ルーフエアコンは外部電源もしくは発電機で動くと聞いていたのですが、インバーターの電源を入れてルーフエアコンの電源を入れると一応動きました。
このルーフエアコンは、冷房で915W、暖房で1200Wを消費します。
瞬間的な最大消費電力は、もう少し上がると思います。
元々、このキャンピングカーのインバーターは1500Wが積んであり、単純にインバーターの出力能力不足だったようです。
購入したインバーターは2000W
仮に、電気ケトルや電子レンジを動かす場合にインバーターの出力1500W前後はあると安心なので、今回は正弦波インバーター2000Wを購入しました。


- Li Time 2000W 正弦波インバーターの性能と特徴
出力 | 2000W |
瞬間出力 | 4000W |
入力電圧 | 12.8V |
入力電圧範囲(VDC) | 10.5 ~ 16.0VDC |
AC出力電圧 | 100V±10% |
周波数 | 50Hz/60Hz |
サイズ | 360×188.5×102mm |
- 出力ポートが豊富
- 4つのACコンセントに加え、USB-A・USB-Cポートを搭載しているので、直接インバーターに複数機器を繋ぐことも可能です。
また、USB-A、USB-Cポートもあるので、スマホなどの充電にも使えて便利です。
- 多重保護機能
- 過電圧・過熱・過負荷・短絡などを検知し、動作を自動制御する多重保護機能があるので、安心・安全に使うことができます。
また、-20℃〜40℃の幅広い温度帯で安定して動作し、内蔵の冷却ファンが発熱を効率的に放出してくれます。
- リモートコントロール
- 450cmのケーブル式リモコンが付属しているため、インバーターを見えない場所やサブバッテリーの近くに設置した場合でも、車内や手元でON/OFFが可能です。
また、モニター一体型のリモコンなので、リアルタイムで電力状況をモニタリング可能です。
ルーフエアコンを動かすとなると、消費電力も増えることも考え配電ブロックとシャントを38SQで接続しました。


サブバッテリーとインバーターのプラス、インバーターから配電ブロックのマイナスも38SQに交換しました。
ルーフエアコンが、冷房で75A、暖房で100Aほど消費しますので、発熱も考慮しました。


インバーターの保護用に、プラス側にヒューズが入っています。

サブバッテリーから接続したインバーターは、ソファの座席の下に収納され、クッションを外すと室内からもアクセスできるようになっています。

Li Time 正弦波インバーターには、16SQが2本になった赤黒ケーブルが付属品で入ってます。

サブバッテリー残量計のモニター、インバーターのコントロールモニターは室内のFFヒータースイッチの上に取り付けました。
サブバッテリーの残量と充電量も分かるようになり、インバーターも2000Wにしたことでルーフエアコンも動作するようになりました。
インバーターのON/OFFも、ボタン一つで可能なので便利になりました。
キャンピングカーにサブバッテリー残量計を設置:まとめ
キャンピングカーにとって、サブバッテリーの消費量や充電量、残量は快適に過ごすうえで大切になってきます。
Renogyのバッテリー残量計は、アラーム設定もできてモニターも見やすく、設置も簡単なのでおすすめです。
今回は、キャンピングカーにサブバッテリー残量計の取付、ついでに2000Wインバーターへ交換しました。
キャンピングカーのサブバッテリーの残量を知りたい方や高出力インバーターが気になる方は参考にしてみてください。
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